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毛呂山町第2回ごみ減量化講座
2014年 07月 05日
日時:2014年7月5日(土)10:00~12:00
会場:毛呂山町中央公民館 学習室 主催:毛呂山町生活環境課 共催:西埼玉温暖化対策ネットワーク(西温ネット) 出席者:27名(内西温ネット会員15名、役所関係者3名) 講師:野瀬祥男氏(西温ネット理事、ふじみ野市) 土淵昭氏(西温ネット事務長、狭山市) 渡辺利衛氏(西温ネット会員、川越市) 松岡壽賀子氏(西温ネット会員、川越市) 上領園子氏(西温ネット理事、埼玉県環境アドハイザー、 埼玉県環境カウンセラー、毛呂山町) ・ベランダdeキエーロ 野瀬祥男氏 ECO ICE ふじみ野で行っている生ゴミ減量活動を紹介、木製の容器を制作しプラスチックの波板で蓋、 特徴は(1)庭でなくてもベランダもできる。 (2)黒土の中にあるバクテリアが生ゴミを分解するので、土が増えない。 (3)特別な菌も不要、維持費がかからない。 (4)使い方簡単、虫や匂いが気にならない。 (5)全ての食品の水切り不要、環境にやさしい。 (6)生ゴミ分解した土は、堆肥になる。 ・コンポスターの利用 土淵昭氏 多くの自冶体が補助金を出して奨励している。コンポスターの蓋は浮かせて水蒸気を逃がすことが重要、雨が入らないようにすること。 ・EM菌の利用 土淵昭氏 有用な菌を数十種を活用して、嫌気発酵でありながら臭くなく生ゴミを処理し、有機肥料にすると言うもの。 EMバケツは内部にかごを納めてある二重底になっていて、バケツの下部に生ゴミを処理した時に出てくる液を取り出すためのコックがついている。、行政が助成金を出して利用を奨励しているところがある。EMぼかしを作り、生ゴミと混ぜ合わせて密閉し空気が入らないようにする。空気の少ない状態で発酵させる嫌気性発酵方式である。経験上、EM処理した生ゴミを落葉堆肥の中に入れて数カ月処理した場合や、果樹の周りに埋め込んだ場合には肥料として効果が期待できる。 ・段ボール箱を利用した生ゴミの堆肥化 土淵昭氏 発酵を利用して有機物を水と二酸化炭素に分解させる。好気発酵させる時は水分は50~60%位が良い。通気性が良く水分の少ない保持材料に生ゴミを入れて水分調整をする。保持材料にはピートモス(コケの一種)を約15リットル、もりがら燻炭(もみがらを蒸し焼きにして炭にしたもの)を約4リットル混合する。ピートモスは落葉堆肥を乾かしたものを使用しても良い。ダンボールの底に補強用として別のダンボール1枚か2枚敷いて補強する。これは水分を箱の周囲から蒸発させやすくするためである。箱の底に水分が溜まるのを防ぐために垂木を段ボールの下に敷き空間を作ると良い。 生ゴミは2cm幅程度に切って投入する。撹拌は底までよく撹拌し、1日1回で良い。生魚や生肉は火を通しておけば良い。段ボールを置く場所は台所が良いがベランダの場合は外気温度が下がる冬場は発酵が進まなくなるので多少保温をする必要がある。生ゴミに含まれる肥料成分は6ケ月程度の間に蓄積され素晴らしい有機肥料になる。 ・ミミズ利用による生ゴミ処理 渡辺利衛氏 飼育環境さえ整えれは、ミミズは自然に繁殖して生ゴミを食べてくれるのでその糞は良い肥料になる。 1.良く見かけるミミズ2種 フトミミズ……庭の枯草の下や畑にいる。長さ10~20cmの太いミミズ、枯草や落葉を食べており、外に出ると活発にあばれる。 シマミミズ……堆肥(牛糞堆肥など)のの中にいる、長さ7~8㌢の細くておとなしいミミズ。川釣りの餌によく使われる。生ごみを良く食べてくれる。 2、シマミミズによる生ごみ処理の利点 ①手間がかからない。 ②ランニングコストはゼロ ③ミミズの糞は消臭作用があり、臭いは気にならない。 ④尿も良い肥料になる。 3、ミミズコンポストによる育て方-生ゴミから自家製堆肥作り 市販のプラスチック箱を4個用意し、箱はは加工せず箱底として使う、尿抜きコックをつけ、枕木をあて全体を傾け水分を逃がす。 4.ミミズの育て方 (1)箱内の乾き予防に新聞紙を当て霧を吹く(2日に1回程度) (2)枕木をあて全体を傾け水分を逃がす。 (3)表面を箸などでかき混ぜ、腐葉土など(籾殻もよい)をパラパラ播くと中に空気が入り落ち着く。 (4)好んで食べるものは、リンゴ・メロン・バナナの皮、キャベツ・レタス・茶殻、甘いものも好き。 (5)食べないものは、みかんの皮・ねぎ類・キャベツの芯・カラシなど。 (6)ミミズの性質は中に潜ることで、生ごみの上に籾殻を薄くかけてやる(5~7日ごとにかき混ぜてる) (7)大きな生ごみは、小さく切って与える。 (8)生ごみの投入は、5~7日ごとが適当である。 (9)冬場は古毛布などを巻いて保温する(内部凍結は現金) (10)魚肉は少量づつ,表面でなく床奥に埋め込みウジ虫発生を防ぐ。 (11)小バエ発生予防は、新聞紙を3㌢巾位に切って表面に載せるとよい。 (12)箱底は常に下側のミミズごみに接していること・・・ミミズが移動しやすい。 (13)箱底にボール紙を敷くと、ミミズの落下を防ぐことが出来る。 ・捨てないで!生ごみにする前に・・・ 松岡壽賀子氏 1.皮と実の間に一番栄養が有る。料理によって、 皮 ・丸ごと皮つきで {ニンジン、ジャガイモ ⇒カレー、シチュー} {大根 ⇒炒め煮} ・少し厚めに皮をむいて{大根、ニンジン、ウド ⇒きんぴら} ・出来るだけ薄くむく 芯、葉脈 ・細くきざんで {キャベツのような葉物 ⇒スープ、炒めもの} ・すりおろして {肉とまぜて調理} ・皮をむき茹でる {ブロッコリーの芯の部分} 2.ゆずなど柑橘類 ・ゆず、レモン{皮ごと、皮を使った実、絞った後の物⇒適当な大きさに切りハチミツに漬け、お湯・水で割り皮も実も食べる。} ・甘夏、はっさくの皮、 {細く切って ⇒マーマレード(ジャム)に。} {木の葉に切って ⇒ピール(菓子)に。} 3.茶 葉 ・日本茶 ⇒佃煮 ・日本茶・紅茶など ⇒{水気を絞りお掃除で。} {袋に入れてお風呂へ。} 4.こうするとまた楽しめます! (1)ねぎは根元1㎝程を土に挿して置くと、また食べられるのはご存知でしょうか。 (2)小松菜、チンゲン菜、白菜 ⇒外側の大きな葉をいただき、中心部分の小さな葉を残し土に挿す。 (3)春菊 ⇒上の方と下の方の大きな葉はいただく。下の方の3~4ヶ所小さな葉を残し土に挿す。 (4)大根、ニンジン、カブなどの首のところ、(大根は1~2cm位、ニンジン・カブは1cm位)残して切る。 葉は、小さい物を残し、土に埋める。 (注意:暑すぎると溶けてしまいます。気をつけて!) 5.柑橘類、茶葉たち ・ お風呂や掃除でひと働きしてから、堆肥に。 ・ 納豆は経木に入った物にしました。経木は適当に細く切って土の上に。 生ごみが減るとゴミ出し簡単。おいしい、味の濃い、栄養満点のお野菜作り。プランターで出来ます。 ・家庭用電気生ごみ処理機 上領園子氏 1.生ごみの処理が簡単。 2.電気の消費量が大きい。 3.音が大きい。 4.置き場所を取る。 5.堆肥をメーカーに引き取ってもらい新たな母材が必要 6.旧型式で母材の交換をせず使い続けている人もある。 7.家電製品なので値段が張る。 8.脱臭フイルターなどの交換部品の買い替えが必要。 9.電気生ごみ処理機は多くの企業が開発して売り出していたが今では数社を残すのみとなっている。 10.小型化して下水に流すタイプや乾燥させるタイプが多くなっている。 11.その処理に更なるエネルギーが使われている。 ・生ごみの土壌混合法(横浜市南区の取り組み) 上領園子氏 生ゴミの土壌混合法とは、生ごみに土を混ぜ、土の中の微生物に分解してもらい、土を栄養分の多い豊かなものに変える方法 【準備するもの】 生ごみ ・ 土 ・ プランター 4個 【やり方】 1、小さく刻んだ生ごみと土を混ぜる。 2、混ぜたものが、握って軽く湿り気を感じるくらいになったら、プランターの一方に寄せる。 3、生ごみが隠れる程度に、上から土で覆う。 4、プランターが一杯になったら、全体をかき混ぜ、放置。 5、他のプランターで同じように続ける。 6、4個のプランターが一杯になるころ1~2のプランターのごみは分解して無くなっている。 7、繰り返し生ごみ消滅に利用するか、花や木を植える。 竹チップによる消滅による肥料化(長崎県西海市大島町の取組み) 上領園子氏 竹チップを利用した藤本式ごみ処理機 1.生ゴミと竹チップを1.5の割合で投入 2.約20分間揉みあげて撹拌する。ゴミは分解して消滅される。 3.約2週間堆積放置することで分解機能が回復し混合物は母材として利用 家庭用生ゴミ消滅容器 くうたん 上領園子氏 アンケート集計 N=22 1.どんなところが良かったか悪かったかお聞かせください。 (1) 自分以外の実践を知ることが出来た。竹チップは実際チップ化するのをこの近くの町で実演を見ている。車に機材をつんで移動可だったと思う。古い資料等、整理しなおしてみます。 (2) とても格調高いお話しだったが、やや難しかった。 (3) 各地域におけるゴミ処理問題対策の事例や説明や今後の環境対策におけるヒントを頂いた。 (4) 皆さんがゴミ減量化に長年真剣に取り組まれことに感動しました。 (5) 各ゴミ処理の方法が具体的に知る事ができたので家庭でも手づりしてみようと思います。 (6) 捨てないで! 生ゴミにする前に……が良かった。 (7) 面白い取組でした。 (8) 実生活で活用されている実体験を話されている。 (9) 発表者が熱を入れ、受講者を引き付けていた。 (10) 大変良かった。 (11) 自分達で出来る事はやろうと決め、次回が楽しみ (12) 具体的なゴミ処理の方法等 (13) 色々な取組み方があるのを知って良かった。根本的な事が解り勉強になりました。 (14) 生ゴミ処理には色々な方法がある。従って各自に合った。方法で進めれば良いと思います。 (15) 質問時間が少なかった。→ 竹チップの質問ができなかった。 (16) 竹チップとはどのように作るのか? (17) 面倒だという点もありますが町民1人1人が協力することによってゴミも減り、地球温暖化防止につながると思いますので大切だと思います。 (18) 時間が長がすぎた、途中で休憩を入れてはどうですか。 2.ご意見ご提案等があれば、お聞かせ下さい。 (1) 取組は理解できるがやはり一番大事な事はいかに町民に認知して頂けるかという部分と思う。広報などの案内では認知方法が足りないと思う。是非検討して頂きたい。 (2) とても良い講座ですが仕事上の都合で毎回参加できないのが残念です。 (3) 私はどんな方法で生ゴミを活かすか考え中 (4) 今回はもっと人数が増えましたがもっと多いと良いと思います。 (5) 生ゴミ袋「私は生ゴミを出しません」印刷された袋良いと思います。 (6) 毛呂山町での生ゴミ減量が定着することを期待します。 (7) この様な会を町民/県民に自治会単位の教育として開催して欲しい。 以上
by saion-net
| 2014-07-05 11:49
| 西温ネット
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